研究者って自称ギタリストと何が違うの?

クソ田舎助教から、政令指定都市に逃亡しました

私立大学に着任しましたよ

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試用期間が終わりましたよ。
どこでも同じかと思いますが、着任半年は試用期間です。
実際そんな簡単に首切れるわけないですが、なんかあったら首切るよと言われている以上、おとなしくしていないといけませんでした。

しかし、4 月から半年過ぎ、無事に試用期間も終了!
無事に新しい土地に移り、新しい職場に着任しました!
私立大学のパーマネント助教です。
大学ブランドランキングでその地方の 10 位以内に入るような大学なので、その地方の私立ではまあまあいいほうと呼べる大学だと思います。
しかし、あくまで地方なので、関東を中心とした世間的には、うちは名門大学とは思われてません。
まあ、"ブランド" って曖昧な概念なので、必ずしも偏差値とか研究力とかのランキングじゃないし、その地方での認知度、みたいなもんと言い換えれるかもしれないですね。


で、これまでのキャリアで、学生時代も含め、初めての私立学校です。
小中高も公立、大学も国立、今までの職場も国公立だったので、ほんとに初めてです。
それでカルチャーショックを受けたこととして。

大学の教育の理念をみっちり仕込まれました。
そして創立者の一生のようなものを、みっちり教えられました。
これはもはや洗脳でした。
内容として、いいことを言ってるっちゃ言ってます。
そして、国公立ではない私立学校として、どのような理念のもとで教育を行うのか、きっちり共通認識として持っておくべき、というのも理解できます。
しかし同じことをこう何度も何度も時間かけて、となると苦痛で苦痛で。
なるほど、私立ってこういうものか、というのを感じさせられました。


研究環境はなかなか良いです。
これまでの10倍以上研究費あります。
というか、僕個人につく研究費と、ラボの研究費と、ボスの個人研究費合わせると、今までの職場の 20 倍でした。
つまり、今までの職場に留まっていたら定年までの 30 年で貰えるお金が、ここでは 1 年半で貰える計算です。
すごいです。
下手な国立よりあるようです。

共通機器も、今までを思うと嬉しいくらいあります。
上位地方国立ほどではないのでしょうが。
しかし学内で足りないものは、近くにあるそんな国立大学に行けば何でも借りれます。
どうしても何か使えなくて困ることはなさそうです。


やはり、研究者にとってステップアップは大事だと思いました。
よりよい研究環境に移れるチャンスがあるなら、行かなければなりません。
上の環境がふさわしい人間になれば、自ずと移ることになるはず、と思って日々頑張りましょう!