研究者って自称ギタリストと何が違うの?

クソ田舎助教から、政令指定都市に逃亡しました

セントライト記念を終えて

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私が1番好きな馬、アスクビクターモアがダービー以来で走るレースだったので、前々から楽しみにしておりました。
もちろんビクターが勝つところを見たい。
しかし、本命は秋の菊花賞での勝ちなので、今回の仕上がり具合はどうなのかなと心配していました。
追い切りもあまり良くなかったという評判にもなっていました。
ただ、今回で頑張りすぎて、菊花賞で走れなくなるのも嫌だし、その辺りの匙加減は調教師の田村先生を信頼するしかないですね。


馬券の話をしときます。
レース前の考えとしては、ビクターはド本命。
これは私情もはいってる。
そしてビクターを上回れる可能性があるとすれば底が見えてない上がり馬のローシャムパークとガイアフォースという評価でした。
オニャンコポンやラーグルフも強いけど、よほど何か劇的な変化がない限り逆転は難しいと思っていたし、実際その何かはどうやらないようだ、という評価でした。
セイウンハーデスはそこそこ成長してるとは聞いてました。
オニャンコポンは、脚質的に今の中山で勝ち負けするところまでは厳しかろう、という判断もありました。
あとは中山適正、重馬場適正、現時点での実力を評価して、マテンロウスカイ、ショウナンマグマ、キングズパレス、サイモンバロンの4頭は消し
ベジャールは評価としては消さないけど、結局買いませんでした
買ったのは結局残りの8頭で、そのうち7頭が7着まで独占したので、大体悪くはない評価だったと思います
間違ったのはロンギングエーオを抑えたくらい
キングズパレスが8着だったのに消してたのは間違ってたかも


で、結果としては
ビクター負けて2着
ガイアフォースが競り勝っての1着でした


レースで気になったのは、
・ビクターはスタートでポジション取るために少し促されて脚使ってますが、ガイアフォースはスタートでほとんどプレッシャーかからなかったところ
・ビクターの後ろをガイアフォースはしっかりマークしてビクターを目標にしてたところ
・ガイアフォースは向正面から促し初めて、4コーナーですでにムチが入ってるのに対し、ビクターは4コーナー出口から促し始めゴール手前までムチを使わなかったところ
・追ってから1度差し返したように見えるけど、最終的には逆転されているところ
・そもそも仕上げ具合に差があったのか?というところ


ではひとつずつ
ビクターは弥生賞皐月賞までは掛かり癖があったけど、ダービーではかからず、今回もスタートでそこそこ押したけど掛からなかった
これは今後のためには大きいと思う
スタートでポジションが必要なのに、掛かりやすい、みたいな、レイパパレみたいな馬は結局うまくコントロールできないから勝てない
ビクターはその辺クリアできてそうなのは成果
しかし、スタートのガイアフォースのリラックス感はかなり憎らしいレベル


次、しっかりマークされてたけど、田辺からするとガイアフォースがどのくらい末脚持っているか正確には把握しきれてないのに対し、松山はどのくらいの距離でいつ仕掛ければビクターを上回れるかはかなり正確に把握していたと思われる
田辺としては並ばれてからGOサインでも負けないと踏んでいたはずだけど、実際はそうじゃなかった
つまりガイアフォースは周囲が思ってた以上に強いし、おそらくそれを知っていたのはガイアフォース陣営のみ
これはガイアのアドバンテージ
しかし、ビクター陣営はもうガイアフォースの力はわかった
次は田村先生が寝ずに考えて、ダービーの時みたいに、どの時点で何秒作っておけばガイアフォースやられないかは作戦として出てくると思う
今回は松山がうまかった


次、仕掛けのタイミングがかなり違っていたこと
とは言え中山巧者で、ビクターの脚も把握している田辺騎手の判断なので、今回の田辺のタイミングが遅いということではないと思う
ということはガイアフォースはかなりのロングスパートが利くようだし、ロングスパート勝負に持ち込まれるとガイアフォースが有利に見える
しかし、仕掛けは遅くはなかったとは思うけど、中盤をゆったりさせすぎた気はする。
菊花賞に向けて控えるところ、サインまで我慢することを覚えさせようとしたのだろう。
本番でビクターの逆転のためにはガイアフォースを振り切るペースが序盤から必要かもしれない


次、最終直線の追い比べ
一度差し返したかに見えたのは坂でガイアフォースがよれたからで、ガイアフォース坂は苦手かもしれない、という話が出ていた
そんな弱点があっても、今日の脚色は完全にガイアフォースが上だった
ムチの数は田辺は2回だけだし、そこまでバチバチに追っていた訳ではないのも確かだが、そこそこきちんと追っていたのも間違いなく
ロングスパートもガイアフォースが、最後の根性勝負もガイアフォースが上回るのであれば現時点でビクターはかなり厳しい立場と言わざるを得ない


最後の、結局仕上げに差はあったのか?
ビクターの方は余裕を残している
これから菊花賞までに確実に良化する
対するガイアフォースはどれほど仕上げたのか?
一週前はかなり追い込んでいたらしいが当週はゆっくり
体重+8キロで出ているから、メイチの究極仕上げではないのも確か
追い切りなどからはガイアフォースの方が仕上がってたのは間違いないけど、本番でビクターが仕上げれば上回れると言えるだけの差があるかは怪しい
何よりビクター陣営はこれで勝てると思ってたのをガイアフォースが上回ったんだよな


ガイアフォースは余力を感じさせる走りだったし、リラックスしてたから、3000に伸びたらよりガイアフォースの方が向いている感じがある
そして相手は関西馬なのに対しビクターは菊花賞が初輸送になるんだよねー
田辺はいい騎手だけど、阪神3000が向いているかというと、うーん
田辺は良くも悪くも気負わない騎手だけど、今回ばかりは田村先生と本気で考えあって、最高の作戦と騎乗を見せてほしいですね


神戸新聞杯組にはそれほどいい馬は出ないと聞いているし、菊花賞直行組には2頭いい馬がいるとは聞いている
ビクターは菊花賞でも本命に近い立場になるのは間違いないけど、ガイアフォースが1番人気になる可能性は高い
ビクターが菊花賞馬になれるかはわからないけど、少なくともガイアフォースに借りは返さないといけないね


あ、馬券の成績も書いておきます

馬券としてはビクター、ローシャムパークの2頭軸、
2頭目にはオニャンコポンとガイアフォースを加えた4頭、
3頭目はロンギングエーオ、ラーグルフ、セイウンハーデス、ボーンディスウェイの4頭を加えた8頭で、
全組み合わせで24通りの3連複を買いました
トリガミにならず、平均的に6000円ほどのリターンがくるように買う枚数を調整して計3500円、
さらにビクターの単勝100円と複勝300円を合わせて全部で3900円買いました
リターンは3連複1460円を4枚買ってたので5840円と、複勝120円を3枚で360円、合計6200円の配当でした
なので儲けは2300円です
しかし、10レースまでに500円買ったレースでQUOカード当たるキャンペーンがあったし、外れ抽選のカレンダーが欲しかったので午前に2レース買ってました
中京1レースは1、2着馬は抑えてたけど、馬単しか買ってなくて本命馬が2着だったので撃沈
5レースはリアルスティール新馬リッスンアップに期待したけど、レースで走れるレベルにないような気性で撃沈
計1000円を失ってたので1日トータルでは1300円のプラスでした


まあ、馬券はいいんだけど、ビクター負けたのはわりと残念でした