都市部の大学への受験生の一極集中?
ネットがこれだけ広がったのは最近というほど新しくはありませんが、ほとんどの高校生がスマホを持ち、ツイッターやラインをやり、となったのは最近だと思う。
スマホの爆発的普及からは 3 年ほど、と言ったところ。
そうすると何が起きるかって、情報の画一化が起こる。
どうしたって起こる。
地方の私立大学でも、そのエリアではかなりの知名度を誇る大学、というのは今まではあった。
受験生は周囲の大人たち、先輩たちの評判を聞いて、「ああ、そこそこいい大学なんだな」とか思って安心して受けていたはず。
しかしこれだけ高校生にとってネットが身近になると、つい地方高校生もネットで聞いてしまう。
「○○大学って評判どうですか? F ランですか?」
すると、人口分布から言って、関東の都市部のやつがそれに解答することになる。
「○○大学? 東京じゃ聞いたことありません。どうせ F ランでしょう」
いや、聞いたことないなら黙ってろよ!!!
とか思うけど、なぜか答えちゃうのがネット。
就活のしやすさから言っても、「地元でかなり有名で立派な研究をやっている大学」より、「東京の中堅大学」のほうが、なぜかネット上でいい評判になってしまう。
結果、何が起きるかって、東京への一極集中が起きる。
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↑ここまで、俺が妄想した仮説
代ゼミの過去の偏差値表を見つつ、検証してみた。
資料はこちら。
http://www.geocities.jp/gakurekidata/yozemi.html
都市部っぽい偏差値 50 程度大学として、
千葉工大と大阪工大、
地方っぽい同格の大学として、
金沢工大と崇城大、
の偏差値推移を調べてみた。
結果、わかったこと。
いずれの大学も偏差値は上昇傾向にあった。
さらに、都市部の大学は昔っから偏差値高め、地方は低め、ってなっていた。
さらに、どうしようもない F ランは、都市部に多めでした。
つまり、
「地方の大学の偏差値がここ数年で急落した、ということはない」
しかし、地方私大のほうはどちらも 2 教科受験になっていました。
受験科目数が少なければ、しぼって勉強できるので当然偏差値は上目にでます。
あと、推薦とかを増やして、一般受験でとる人数を減らしても、偏差値は上目にでます。
つまり、本当のところは僕の仮説のような事態は起きているのかもしれません。
起きているけど、偏差値表にあらわれないような工夫をしている、というだけなのかもしれません。
結局、偏差値って、大学の人気度を決めるものでも、大学の格をきめるものでもないし、偏差値表だけじゃ結局よくわからんな、、、、というのが感想でした。
微妙な結果ですみません。。。